人形と人間

 

こんにちは。ラム酒です。

 

 

 

NEWS LIVE TOUR 2019 WORLDISTA

札幌終わっちゃった

WORLDISTAログアウトしてきました

 

 

 

ネタバレは御法度なのでアップするのはもう少し先になると思いますが、

いま新千歳空港でこれを書いています

 

 

エエ〜〜〜〜〜〜〜ッ終わってしまった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

いや今回初めての立ち見だったんですよ

初めての試み。

あのね〜〜〜〜

最高でした

 

勿論アリーナやスタンド前方と比べれば、

物理的にNEWSとの距離はあります。

でもそれをも超えてくるNEWSって.....................凄く.....幸せだった.......................

後半戦でリフター出てきた時たまたま目の前に来たのが手越くんだったんですよ、必死に「祐也」の団扇をアピールしたら

 

ピシッと.........御指を.......

こちらの方に.....

 

ハッとした

今私を...指差し...た(静止)ってなった

人間ってこういう時声出ないんですね

ありがとう手越くん

諦めずに必死に一般でチケット取って良かった

 

 

で、

今回フォーカスしていきたいと思いますのは

 

 

DoLLs / 手越祐也

 

 

です

 

 

DoLLs

人形。

人形(複数形)。

 

 

大抵、以下3つのイメージが浮かぶかなぁと思うのですが

 

 

①ソロタイトルが発表された時に抱いたイメージ

②実際に初めて曲を聴いた時のイメージ

③そして現場でパフォーマンスを目の当たりにしてのイメージ

 

 

今回の私の個人的なイメージでは、

①と②が全く違っていて、

②と③がバチーーーンと一致しました。

 

というのは、

タイトルだけを聞いた時は

(I’m coming再来か?女の子(たち)を操り人形の如く操ってしまうのか?)

とアイムカミングな方向へ行くのかなぁと想像していたのですが

実際に聴いてみるとこれはたまげた。

腰抜かしました。

メッッッッッッチャ手越くんだ.............これは作曲者名見なくてももう曲調とリズム使いが手越くんだ...............................................

 

「強引にされたいんだろ?」なんて問い掛けもなく、ましてや「イけ」という命令形もない

まず1番に飛び込んで来たのは

「俺は人形なんかじゃない」

この悲痛なフレーズ

手越くんがこのフレーズを絶叫する理由もこの曲を歌う理由もまぁ想像はつく、

何がどうとはもう言わないけれど

 

これは.........手越くん自身の叫びか.......現代社会そのものを表現しているのか.......どっちもか???

それにしてもなんか苦しい

曲調も焦燥感満点、スタイリッシュでシリアスだし、歌詞もなかなかダイレクトだからそれも相俟ってなんだろうけど、

何にせよ聴いてるとキュッと苦しくなる

 

 

とまぁ、最初聴いた時の感触はこんな感じでした。

 

で②と③なんですが、

これがバチーーーーーーンとイメージしていたものと同じでした。

いや想像を超えて来たなこれは

 

私「(もし手越くんが操り人形のように操られていたら...手越くんから自由が奪われるような演出があれば.......見たい.....それと必死に戦って逃れようとする手越くんが見たい.......)」

 

ありがとうございます

しっかり目の当たりにしてきました

 

まず手越くんのソロはMC明けだったので、

すごく新鮮な気持ちで望むことが出来ました

世界観にのめり込めた

イントロ入って証明がついたり消えたりする中登場した手越くんは

 

・マリオネットを彷彿させる衣装(もれなく美青年)

・椅子に座って項垂れている

・動きが操り人形

・顔に青い何かの模様のような痣(あざ)

・目にかかる長さの白金(薄ピンク)前髪

・手越くんを縛り付ける鎖

 

こんなことがあって良いのかよ世界.............良いよなWORLDISTAだもんな.............

手越くんと制作チームに菓子折り配り散らしてぇ...............................つまらない物ですがどうぞ.............................

 

 

と、まさかの私がイメージした光景がそのまま目の前に広がっていました。

 

私が息を呑んだのは動きの対比の仕方。

サビ前までとサビに入ってからで動きがガラッと変わるんです。

サビまでは操り人形のような動きがメインで、

サビに入ると人間らしい動きに変化します。

 

①サビ前まで

好き勝手操られ縛られている操り人形。

ガクッと項垂れたり糸に導かれるような動き。

椅子の後ろには人形が2体(Jr2人)居て、彼らも手越くんを縛り付ける要因の1つとなっています。(2番のサビ前「着せ替え お遊び人形〜」のところで2体の人形にジャケットを着せられるシーンもありました)

②サビ

「息を吹き込んでいくんだ」という歌詞にもあるように、まるでマリオネットに息を吹き込んだかのように滑らかにしなやかに動く身体、人間らしい動き。反発心のようなものも感じられました。

 

 

ところで

顔に出ている青い痣は操り人形たちに付けられる何かの象徴なのでしょうか、

それとも悲しみ、憤り、降り掛かる理不尽さに対する怒りなどの表れなのでしょうか。

どちらにしてもそれを消し去り、人形のような自分を追放したい、自由でありたい、どんどん歪んでいく真実をぶった斬りたい、足掻きたい。

そんな心情がしっかり反映されているのが間奏の演出。

椅子に座り、左手には銀色の手鏡、右手には痣を消すための薬。

まるでお化粧をするかのように妖しげな微笑を浮かべながら痣を消していく手越くん。鏡越しの自分に「お前は誰なんだ?」と問い掛けながら。

しかし、全てを消し去ることが出来ないまま

人形たちに再び鎖で椅子に縛り付けられてしまいます。

そしてそのまま迎えるラスト、

手越くんが自らの指で真っ赤な紅のようなものを掬い、それを左目の下にべっとり付けるのです。

そして艶やかでどこか悲しげな笑みを浮かべ一言、

 

DoLLs

 

この真っ赤な紅が持つ意味って何でしょうか。

人形に無くて人間にあるもの。

生き血?

手越くんが自分で自分の顔に擦り付けた深紅が生き血、つまり人間らしさの象徴だとするのなら、

顔に出ていた青い痣はやはり悲しみ、憤り、降り掛かる理不尽さに対する怒りなどの象徴なのかもしれません。

 

しかし最後鎖から解放されることはなかった。

鎖に縛り付けられたまま紅を塗っているからです。そういう点から見ると、鎖から完全に解放されることはないのかもしれないという表れとも取ることが出来る。彼はそれを悟っているのかもしれない。でも、例えそうだとしても、「俺は人形なんかじゃない」と叫び続けてやる、抗い続けてやる、自分にしかない人間らしさを埋もれさせてたまるか!といったような宣戦布告とも取ることが出来るのかなぁと。

 

「俺は人形なんかじゃない」

と叫び歌いながらも

自身の身体と声で「自分じゃない自分」である人形に扮し、表現に徹した手越くん。

踊りによるその対比の強調。

「手越くんの意思表示」と「現代社会の代弁」

VS

「解放されない現実、現状」「コントロールを失い歪み濁った真実」

しっかり対比されつつも

やっぱり複雑に絡み合っていてもう.........頼むから幸せになって.........

曲名が「DoLL」じゃなくて「DoLLs」だったのは、手越くん自身の意思表示だけではなくて同じような人たちに視点を向けたからなんですかね?

しかしながら

アイドル=根拠の無い妄言等で操作されやすい、妄想の中で好き勝手遊ばれやすい、

といったネガティヴな面をストレートにわかり易く「人形」と例えたこのセンスに一本。

 

 

エエ.............????????????????????????

苦しくなってきた

ステージの上でこれ歌ってる時いったい.....

救心補給ポイント作らないとこれもたないぞ

 

とまぁ、

ここまで書いたものは、あくまでも私の乏しい考察力を最大限振り絞って汲み取った結果です。勿論手越くんと制作陣に最大の敬意を表して。

もしも手越くんがこの曲の汲み取り方に正解を持っているのだとしたら、全てが全てそれに準じていないかもしれません。お許しください。

でも曲を聴いてパフォーマンスを観て、自分なりに考察を組み立てていくのが今回すごく楽しかった。

ありがとうございました。

 

 

ラム酒